くせ毛に悩む人は多いですが、どうしてくせ毛は起こるのでしょうか?
くせ毛が起こる原因を知れば、それに合わせたくせ毛対策が行なえますよ。
ずっと悩んでいたくせ毛への理解を深め、くせ毛攻略を目指しましょう♪
目次
くせ毛が起こる原因は先天的なものと後天的なものがある
くせ毛が起こるのには先天的な理由と後天的な理由があります。
それぞれの理由を知って、くせ毛が起こる原因を知りましょう。
くせ毛が起こる先天的な理由 【遺伝】
くせ毛が起こる先天的な理由はなんといっても遺伝。
日本人の約7割が何らかのくせ毛であると言われているそうです。
しかし、遺伝と言っても何が遺伝するの?と思いますよね。
遺伝するのは、「毛根の形」や「髪の毛内部のタンパク質のバランス」です。
毛根の形でくせ毛になる
50年位前までは髪の毛そのものが髪の形を決めていると言われていましたが、最近になりくせ毛には毛根の形が関わっていることがわかったのです。
直毛の人とくせ毛の人の毛根の様子の図式したものが以下です。
引用:ネイチャー生活倶楽部
直毛の人は髪の毛根部分が直線的なのに、くせ毛の人はカーブがかかったりねじれたりしているようです。
また、髪の1本1本の横断面も直毛の人は円状なのに、くせ毛の人は楕円や平べったい形になっています。
毛根部分のねじれがひどいほど、生えてくる髪の毛が変形し、くせ毛となって現れるのです。
髪の毛内部のタンパク質バランスによってくせ毛になる
髪の毛は海苔のような3層構造になっています。
引用:PPT Beauty.com ~PPT美容研究所~
その中でもコルテックス部分はさらに水を吸う「マトリックス」と水を吸わない「フィブリル」にわかれます。
このマトリックスとフィブリルの量が50:50ならば直毛、それ以外だとくせ毛となります。
雨の日に特にくせ毛がひどくなる人は、水を吸う部分マトリックスが多いと言えます。
くせ毛が起こる3つの後天的な理由【毛穴のつまり、頭皮のアルカリ化、髪のダメージ】
くせ毛が起こるのは、遺伝だけでなく生まれた後の生活によって起こることも分かってきました。
- 毛穴のつまり
- 頭皮のアルカリ化
- 髪の乾燥
大きくこの3つが後天的な理由になります。
毛穴のつまりがくせ毛を引き起こす
毛穴のつまりがくせ毛を引き起こすと聞いてもピンときませんよね。
これは、さきほど言った毛根部分の形と話がつながってきます。
直毛の人は髪の毛根部分が直線的なのに、くせ毛の人はカーブがかかったりねじれたりしていました。
そして、出てくる髪の毛が変形しくせ毛となって現れるのです。
つまり、直毛の人でも毛穴が詰まっていて髪が出てくるときに変形が起これば、くせが現れることになるのです。
頭皮のアルカリ化によってくせ毛になる
頭皮は弱酸性になっています。
ですが、アルカリ性のシャンプーを使い続けることで頭皮がアルカリ化していくと、老廃物がうまく外に押し出されなくなります。
うまく押し出されなかった老廃物によって、髪が圧迫されくせ毛となって出てきてしまうのです。
髪のダメージがくせ毛をひどくする
髪がダメージを受けると、キューティクルが剥がれて髪の水分量が変化しやすくなります。
湿気があるときはその水分がじゃんじゃん髪の内部に入り込んだり、逆に湿気が少ないところでは水分が出ていってしまったりと髪水分のバランスに崩れが起きます。
だから、髪のダメージからキューティクルを守る事が必要なのです。
遺伝によって起こるくせ毛の対策方法3つ
遺伝によるくせ毛対策には3つの方法があります。
びたん
あくまでも、くせ毛を落ち着かせるための方法です。
くせ毛に悩む多くの人が思い浮かぶものではないでしょか。
ストレートパーマや縮毛矯正によって、サラツヤのストレートヘアを手に入れることができます。
ですが注意も必要です。
びたん
くせ毛を抑えるためには、髪を濡れたままにして放置しておくのはNGです!
キューティクルが開いたままで、髪の水分が逃げていってしまいます。
また、単に乾かすだけもNGです。
最初は根元を乾かしましょう。
そして根元が7割程度乾いてから、なんとかしたいくせ毛部分を指ではさみ、上からドライヤーを当てていきます。
このときくせ毛の中でも特に気になる部分から乾かしていくのもポイントです。
くせ毛を直すには、ある程度髪が湿っている必要があるので、気になる部分を後回しにして、自然に乾いてしまうことを防ぐためです。
もし、指ではさむだけで直せそうにない場合はブローブラシを利用しましょう。
ストレートヘアーは魅力的ではありますが、あえてくせ毛を活かした自分だけのスタイルもおしゃれだと思います!
びたん
後天的な理由で起こるくせ毛の対策方法3つ
遺伝によっておこるくせ毛とは違い、後天的な理由によって起こるものは原因に合わせて対処すれば防げます。
シャンプーを使用して洗うだけで汚れはしっかり落ちているなんて思わないでくださいね!
正しいシャンプーのやり方があリますよ。
Ⅰ シャンプー前にブラッシングをする
シャンプー前にブラッシングを行うとシャンプーの泡立ちが良くなります。
泡立ちが良くなれば頭皮に泡が行き渡りやすいので、しっかりと汚れを落とすことにつながります。
Ⅱ 38~40度前後のぬるめのお湯で予洗いする
熱すぎるお湯だと頭皮の乾燥を招いてしまいます。
頭皮が乾燥すると、皮脂を過剰に分泌させる原因になります。
洗髪するのに、逆に汚れを増やしては意味がありません。
また、お湯での予洗いは髪についたよごれの8割を取り除けると言われているので、行うことがベストです。
Ⅲ シャンプーをしっかり泡立ててから頭にのせる
シャンプーを直接頭皮につけてしまうと、すすぎで落としきれないことがあります。
先に泡立ててから頭皮につけるようにしましょう。
Ⅳ すすぎはしっかり3~5分間
毛穴のつまりを引き起こす原因で一番多いのは、なんといってもすすぎ不足ですね。
シャンプーのぬるつきが取れても、頭皮には成分が残っていることがしばしば。
長いと思うかもしれませんが、3~5分を目安に丁寧にすすぎましょう。
びたん
また、天然アミノ酸は約500種類もあると言われていて、アミノ酸系シャンプーの原料は商品によって様々です。
アレルギー体質の人はパッチテストをするなど、注意して使用を開始する必要があります。
もしアレルギー体質で、弱酸性のアミノ酸系シャンプーの利用はちょっと・・・という人は、アルカリ性のシャンプーでいいですが、洗髪後のコンディショナーやリンスの利用でpHの中和をするようにしましょう。
キューティクルを守る成分にはキューティクルの表面を覆うことで守る成分と内側からキューティクルのめくれ上がりを改善する成分とがあります。
どの洗い流さないトリートメントにもどちらかの成分は確実に含まれているので安心して使用することができます。
また、洗い流さないトリートメントは濡れた髪や乾いた髪につけるだけと使用方法も簡単なのでめんどくさがりの人でも気兼ねなく使えます。
>おすすめの洗い流さないトリートメントランキング
自分のくせ毛の原因を理解できましたか?
くせ毛には遺伝のような先天的な原因と毛穴のつまりや頭皮のアルカリ化といった後天的な原因がありましたね。
どちらか片方だけの原因によってくせ毛が起こっている人もいるでしょうが、日本人の多くがくせ毛に悩んでいる事から両方の原因によってくせ毛が起こっている人が主だと思います。
しかし、ケアすることでくせ毛を根本的に治すとまではいかなくても、落ち着かせることは可能です。
くせ毛対策をして、すこしでも自信を持てる髪にしていきましょう♪