髪の手入れをする時には何を使っていますか?ドラッグストアやバラエティショップに行っても、髪のケア用品はたくさんの種類が並んでいます。その中で「ヘアオイル」は人気の商品です。
しかし、使い方によってはヘアオイルの効果が実感できないという場合もあるのです。実は間違った使い方をしているかもしれませんよ。ヘアオイルは髪のためにはとても良いアイテム。きれいな髪を手に入れるための効果的な使い方をご紹介します。
目次
ヘアオイルの効果的な使い方
ヘアオイルはどのように使っていますか?「効果を実感できない」、「べたつきが気になる」という人は多いのです。それはそのヘアオイルのせいではなく、使い方の問題かもしれません。初めてヘアオイルを使う人でも分かりやすいように効果的な使い方をご紹介します。
「いつつけるのか」というタイミング
ヘアオイルはいつつけていますか?タイミングによっても効果が違ってきます。
夜のお風呂上がり
シャンプーをした後、ドライヤーで乾かす前に使います。タオルで優しくたたくように水分を拭き取った後、目の粗いコームやブラシで髪を軽くとかしてからなじませるのが良いでしょう。ドライヤーの熱から髪を守り、ふんわりと仕上がります。
朝のセット前
朝、ドライヤーやアイロン、ホットカーラーを使ってセットをする前に、ヘアオイルを使うのもおすすめです。適量を夜と同じように毛先からなじませてからセットします。熱から髪を守ってくれて、ツヤのある髪に仕上がります。
量
それぞれのヘアオイルで使用量の目安は記載されています。確認をしてから使用するようにしましょう。だいたい目安はミディアムヘアで3~4滴(プッシュ)くらいです。髪質や傷み具合によって違うので、目安の量よりも少な目から使用して、1滴ずつ増やして様子を見るようにすると良いでしょう。
塗り方
ヘアオイルを手の平に取り出して、両手の指にまでなじませます。容器から取り出したままつけると、一か所につけすぎてしまいムラになり、べたつきが起こってしまいます。まず、傷みが激しい毛先からつけて、髪の毛の内側、外側の順に塗ります。
こすりつけないように優しく、手ぐしでとかすようになじませながら塗ります。ヘアオイルを入れ込むように、にぎるようにしてなじませるのも良いです。外側につける時には、毛先や内側につけた後に、残っているのをなじませる程度にしましょう。
ヘアオイルをつける頻度
ヘアオイルは基本的には、毎日使ってケアをしても良いものです。毎日シャンプーをして髪を乾かす人が多いと思います。毎日継続して使用することで、髪が健康的に保たれるようになるでしょう。
頭皮の乾燥が気になるから毎日髪を洗わない、カラーやパーマをした後にシャンプーを控えなければならないという時には、ヘアオイルの使用を控えても良いでしょう。
髪の傷みが気になる時に
髪の傷みが気になり、集中的にケアをしたい時にはヘアオイルでパックをすることもできます。いつもよりもしっとりとツヤのある髪になりますよ。
- ブラッシングをして髪をとかしてきれいな状態にしておきます。そのまま乾いた髪にヘアオイルをいつもより少し多めになじませます。
- 蒸しタオルを作って、髪に巻きつけます。蒸しタオルはお湯に浸して作っても良いですし、固くしぼったタオルを電子レンジで30秒くらい温めても良いです。シャワーキャップがあれば、さらに保温効果が高まり、浸透しやすくなるのでおすすめです。
- 10分ほど置いたら、お湯でしっかりとすすぎます。
- いつも通りのシャンプーをします。
ヘアオイルの効果効能
ヘアオイルには髪に嬉しい効果効能がありますよ。
乾燥から守る
髪も水分が失われることで乾燥してしまいます。ヘアオイルはオイル成分で髪の表面を保護して、水分の蒸発を防いでくれます。冬の乾燥した時期やエアコンで乾燥した部屋などで、パサパサになりがちな髪を守ってくれるのです。
乾燥でパサパサになった髪は広がってまとまらなくなってしまいますが、ヘアオイルを使うことで、ボリュームを抑えてしっとりとした髪にすることができます。
熱から守る
髪を乾かす時にはドライヤーを使いますよね。また、セットをする時にはアイロンやホットカーラーなども使います。そんな時には、熱によって髪が傷みやすくなります。ヘアオイルをなじませることで、熱からのダメージを防ぐことができます。
紫外線から守る
夏になると髪が傷むという人はいませんか?それは、紫外線によるダメージが考えられます。肌に日焼け止めを塗るように、髪も紫外線から守ってあげる必要があります。そこでヘアオイルには紫外線から髪を守ってくれるという働きがあるので、夏にも必須アイテムなのです。
つやを出す
髪が傷むとツヤもなくなってしまいます。ヘアオイルをなじませることで、オイル特有のツヤ感を得られます。
傷んだ髪を補修する
カラーやパーマなどのダメージによって、髪に傷みを感じることも多いはずです。ヘアオイルは、オイル成分のみではなく髪の補修成分が入っているものも多いのです。そういったものを選ぶことで、傷んだハイダメージな髪を修復して扱いやすい髪にしてくれます。
ヘアオイルをつける時に気を付けること
髪にツヤを与えて、しっとりとさせてくれるヘアオイルですが、気を付けることもあります。
つけすぎ
たくさんヘアオイルをつければ、髪の傷みが改善すると勘違いしてしまう人がいますが、そうではありません。つけすぎてしまうと、べたつきの原因になってしまい、セットしにくくなり、スタイルがきまりません。
少なすぎても効果を感じられませんが、表記されている使用量を目安にして少しずつ使うようにしましょう。ヘアオイルは少しの量でも効果を出してくれます。
頭皮につけない
頭皮につけてしまうと、べたつきになりますし、皮脂と混ざることで頭の臭いの原因になってしまったり、炎症を起こしてしまったりします。フケやかゆみが出てしまうこともあるので、毛先や髪の内側中心につけるようにしましょう。
また、頭皮マッサージをするのも髪の健康に役立ちますが、ヘアオイルを使用するのは注意が必要です。中には頭皮マッサージに使えるものもありますが、「髪のケア」として使用するものが多いのです。頭皮マッサージで使用したい時には、頭皮ケア用になるかの確認をするか、ホホバオイルや椿油のような植物油を使用するようにしましょう。
ヘアオイルでしっとりツヤのある髪になろう
ヘアオイルはべたつきが気になるかもしれませんが、使い方によってはしっとりとツヤを出してくれるとても優秀なアイテムです。毎日夜は髪を乾かす前、朝はセットの前に使うようにしましょう。
熱や乾燥、紫外線からのダメージから髪を保護してくれます。傷んでしまった髪も扱いやすくなりますよ。少量で効果のあるものなので、つけすぎには気を付けましょう。正しく使用することで、効果が実感できるようになりますよ。