ボリボリ搔いちゃう頭皮のかゆみに!効果的な対策方法教えます

最近、急に頭皮がかゆくて困ってる。
搔いちゃいけないと分かっているのだけどやめられない。
かゆくてかゆくてイライラしちゃう。
なんてことありませんか?

病院に行かないといけないほどに頭皮かゆみが悪化する前に、なんとか治したいですよね!
頭皮のかゆみ対策には、すぐに、しかも簡単に始められるものがたくさんあります。
いくつかご紹介するので、取り入れられそうな対策方法を見つけて、頭皮かゆみ改善に役立ててください。

頭皮にかゆみを引き起こす原因3つ

頭皮にかゆみを引き起こす原因は3つです。

  • 頭皮の乾燥
  • 皮脂汚れ
  • ストレス

どの原因もまずは頭皮環境の悪化を招きます。
そして「かゆみ」という悩みとなって自分の頭皮が荒れていることに気づくのです。

だけど、どうしたら良いかわからず頭がかゆいと頭を掻きむしり、さらに頭皮の悪化を助長していきます。
もうエンドレスリピートってやつです。

頭皮にかゆみが起こる流れ-min

エンドレスリピートを止めるには、原因となる流れを断ち、頭皮環境を改善することが必要です!

頭皮環境悪化の流れを断つ-min

頭皮のかゆみに効果的な対策方法~頭皮環境を整える~

頭皮環境を整える必要があることは分かったけれど、具体的にどうしたらよいの?と思いますよね。
なーに!簡単なことです!\(^o^)/
だって、頭皮は肌の仲間なのだから、スキンケアの延長線上に頭皮ケアはあると思えば良いのです。

顔を丁寧に洗うように、頭皮も丁寧に洗う。
肌を保湿するように、頭皮も保湿する。

こういったことで頭皮環境を整えることができます。

正しい洗髪方法(シャンプーからドライヤーまで)を身につける

正しい洗髪方法を身につけて、頭皮にやさしい洗髪を心がけましょう!

皆さんは以下のようなことは行っていないですか?

  • 熱いシャワーで行っている
  • 爪をたてて洗っている
  • コンディショナーやトリートメントを頭皮にまでつけている
  • ドライヤーを利用していない

当てはまっているものがあればNG洗髪です(;_;)
頭皮を痛めつける原因になってしまいます。

しかし、大丈夫です!今から、正しい洗髪方法をご紹介しますよ。
脳内メモのご用意を!

頭皮に優しい★正しい洗髪方法 7ステップ
  1. シャンプー前にブラッシングをする
  2. 38~40度前後のぬるめのお湯で予洗いする
  3. シャンプーをしっかり泡立ててから頭にのせる
  4. 指の腹で頭皮をマッサージしながら洗う
  5. すずぎはしっかり3~5分間
  6. コンディショナーやトリートメントは髪にだけつける
  7. ドライヤーを利用して髪を乾かす

Ⅰ シャンプー前にブラッシングをする

シャンプー前にブラッシングを行うとシャンプーの泡立ちが良くなります。
泡立ちが良くなれば頭皮に泡が行き渡りやすいので、しっかりと汚れを落とすことにつながります。

Ⅱ 38~40度前後のぬるめのお湯で予洗いする

熱すぎるお湯だと頭皮の乾燥を招いてしまいます。
頭皮が乾燥すると、皮脂を過剰に分泌させる原因になります。
洗髪するのに、逆に汚れを増やしては意味がありません。

また、お湯での予洗いは髪についたよごれの8割を取り除けると言われているので、行うことがベストです。

Ⅲ シャンプーをしっかり泡立ててから頭にのせる

シャンプーを直接頭皮につけてしまうと、すすぎで落としきれないことがあります。
先に泡立ててから頭皮につけるようにしましょう。
また、このとき、何箇所かにわけてのせたほうが洗い残しをなくせるのでおすすめです。

Ⅳ 指の腹で頭皮をマッサージしながら洗う

指の腹で皮脂や汚れをもみだすように洗っていきます。
このときに、爪をたてて洗うのはとにかくダメです。
頭皮に傷がついてしまいますよ。
また、洗っていく場所もランダムではなく、髪の生え際から頭頂部に向かって洗うなど、ルールを決めるといいです。
これでさらに洗い残しをなくせます。

Ⅴ すずぎはしっかり3~5分間

すすぎ不足でシャンプー剤を頭皮に残してしまうと、それが汚れとなってしまいます。
長いと思うかも知れませんが3~5分間かけてしっかりとすすぎましょう。
また、すすぐときのお湯の温度も38~40度前後のぬるま湯で行います。

Ⅵ コンディショナーやトリートメントは髪にだけつける

コンディショナーやトリートメントは頭皮につける必要はありません。
むしろ付けることによって毛穴をつまらせてしまいます。

Ⅶ ドライヤーを利用して髪を乾かす

洗髪が終わって、お風呂場からでたらそこで終わり!ではありません。
髪を乾かすところまでが洗髪です。
また、乾かすときも、単に乾かすのではなく、頭皮から20センチは離して乾かしましょう。
頭皮からドライヤーの距離が近いと、頭皮が乾燥してしまいます。

びたん

すでにできている!といった項目から、そんな細かいとこまでできてないといった項目もあったかなと思います。
実際にわたしは、「シャンプー前のブラッシング」・「ぬるめのお湯ですすぎ3~5分間」・「ドライヤーを頭皮から20センチ離して乾かす」の3つはできていなかったです。
たかが洗髪、されど洗髪・・・と思い知りましたね。

だけど、どれもちょっと気を配ればすぐにできるので、皆さんも頑張っていきましょう♪

低刺激で頭皮に優しいシャンプーを利用する

シャンプーは毎日使うものだからこそ、低刺激で頭皮に優しい商品を選ぶことがおすすめです!

ここで言う「低刺激で優しい」の定義は下のとおりです。

  • 汚れを落とすための界面活性剤はアミノ酸系
  • ノンシリコン

この2つが低刺激で頭皮に優しいと言える理由を説明しますね。

汚れを落とす洗浄成分(界面活性剤)の種類と洗浄力の強さを比較

洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂まで落としてしまい、刺激も強いので頭皮に優しいと言えません。
特にすでに頭皮にかゆみが出ている人は、頭皮に刺激を与えることはよくないですよね。

シャンプーには、汚れを落とすための洗浄成分(界面活性剤)が必ず配合されていますが、ものによって頭皮への刺激度に差があります。
アミノ酸系洗浄成分は、マイルドな洗浄力を持ち、刺激も少ないのでおすすめです!

シャンプーに多く使われている洗浄成分(界面活性剤)は主に3タイプあります。

  • 高級アルコール系
  • 石けん系
  • アミノ酸系
高級アルコール系
市販されている多くのシャンプーの使用されている洗浄成分です。
洗浄力、刺激度ともに強めですが、安価のため使用が広まっています。
【〇〇硫酸□□】や【〇〇スルホン酸□□】と書かれた成分が商品表示の2,3番目にきているものは高級アルコール系シャンプーだと考えていいです。
特に有名なのが、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Na、オレフィンスルホン酸Naなどです。
石鹸系
高級アルコール系より、洗浄力は強くありません。
また、刺激性も弱く安全性が高い洗浄成分と言われています。
ですが、アルカリ性のため、髪のキューティクルを開きやすくして、髪のごわつきやきしみが発生しやすいというデメリットがあります
アミノ酸系
皮膚や髪の毛はタンパク質で構成されているので、アミノ酸系の洗浄成分と相性がいいです。
つまり、刺激性は少ないと言えます。
また、洗浄成分は高級アルコール系、石けん系には劣りますが、必要な皮脂まで除去してしまうことがないので、頭皮の保湿や乾燥対策に役立ちます

乾燥頭皮や頭皮環境が悪化している人におすすめの洗浄成分です。
【ラウロイル〇〇】や【ココイル〇〇】、【〇〇ベタイン】と書かれた成分表示があればアミノ酸系シャンプーになります。

シャンプーは汚れを落とすもの、シリコンはコーティングするもの

シャンプーは頭皮や毛髪の汚れを落とすために行います。
しっかりと汚れを落とせるかが重要なポイントです。

一方、シリコンは?というと、シリコンは髪をコーティングするためのものです。

ここで疑問が生まれます。
汚れを落とすものとコーティングするものが一緒になっているってどうなんですか?
汚れを落としたいんですよね?
汚れをコーティングしたいわけではないですよね(-_-;)?

そうなんです!!シャンプーにシリコンが入っていると、落とすべき汚れにシリコンがくっついてそのまま頭皮や毛髪にコーティングされてしまい本来の目的が果たせなくなるのです。

汚れが溜まっていては頭皮を健康にすることなんてできませんよね。
ですから、シャンプーにはシリコンが入っていないほうが良いのです。

シリコンの本来の働きであるコーティング効果は、シャンプー後のコンディショナーやトリートメントに求めれば十分ということです。

また、ノンシリコンのシャンプーは基本的に刺激の強い界面活性剤が一緒に配合されていることがないので頭皮に優しいと言えます。
ただし市販のノンシリコンを売りにしている商品の中には、洗浄力が強い界面活性剤が配合されているものもあるので、注意してください。

実際に私もシャンプーはノンシリコンタイプのものを使用し、トリートメントにはシリコン入りのものを使用していています。
特に頭皮には問題なく、美容院でも健康な髪ですねと言われていますよ!

頭皮の保湿液やオイルを利用する

洗い方やシャンプーの見直しを行っても、頭皮の乾燥が止まれない!という人は保湿液やオイルを利用することがおすすめです。

ただしこのとき注意してほしいことがあります。
それは、頭皮はとてもデリケートだからこそ専用のものを使用するほうがよいということです。
顔や全身用の保湿液でも使用できるものもあるようですが、中には適さないものもあり、安全と言えません。
ましてや、すでに頭皮にかゆみが出ている人や敏感肌の人はより悪化してしまうことも考えられます。

びたん

頭皮専用の保湿液は、頭皮の皮脂に近い成分を利用することでしっかりと浸透して潤いを与えてくれます。
また、かゆみに直接働く成分や、血行を促進してくれる成分が配合されているなど、健康な頭皮環境に導いてくれる成分がたっぷりです。

頭皮をいたわる生活習慣を心がける

日々の生活習慣が頭皮に与える影響力の大きさは、一つ一つで見れば小さいです。
しかし、塵も積もれば山となるの言葉通りに、長年の蓄積で頭皮環境の悪化を招きます。
ですので、頭皮をいたわった生活習慣を心がけましょう。

頭皮をいたわる生活習慣で大事なポイントは3つです。

  • 紫外線対策
  • 食生活
  • 睡眠

これらは、肌のターンオーバーを整えるときにも重要でしたが、頭皮環境を整えるためにも重要となっています。

紫外線対策

頭皮が受ける紫外線のダメージは顔の6倍とも言われています。

肌のターンオーバーを整えるためにも紫外線対策は大切でしたが、受けるダメージが6倍となれば、頭皮の紫外線対策を行わない訳にはいきませんよね。
帽子をかぶったり、ヘア用のUVケア剤で頭皮を守りましょう。

食生活

頭皮のターンオーバーを整えるためにも、内側からのケアを忘れてはいけません。

そのためにバランスの取れた食生活を心がけましょう。

細かな栄養素としては、ターンオーバーを整えてくれるタンパク質や亜鉛、ビタミンA、E
髪に良いとされるビタミンB6を積極的に摂取すると良いです。

睡眠

睡眠不足になると、新陳代謝が悪くなってしまいます。
すると結果的に頭皮のターンオーバーを乱すこととなり、頭皮環境の悪化をもたらします。

何時までに寝てください!とは言わないので、夜更かしせず、自分の体が必要としている分の睡眠時間を確保しましょう。
基本的には、7時間前後の睡眠時間が理想的と言われていますので、目安にするといいです。

頭皮マッサージを行う

頭皮が乾燥すると血行が悪くなります。
頭皮マッサージを行って凝り固まった頭皮をほぐしましょう。
やわらかい頭皮は、保湿液の浸透もよくなります。
また、毛穴に詰まった汚れがとれやすくなり、頭皮をきれいにしやすいです。
そしてリラックス効果もあり、ストレス緩和にも一役買ってくれます。

びたん

頭皮マッサージは、メリットがたくさんありますし、自分の手があればすぐにできる万能の対策方法ですよ
ただし、頭皮マッサージはあくまでも頭皮環境を改善するための補助的な行為に過ぎません。
ですから、かゆみへの即効性は期待できないです。
長い目で見た時のかゆみ対策方法といった感じです。

頭皮環境の改善にかかる期間はどれくらい?

どれくらい頭皮に気を使った生活を続ければ、頭皮環境は改善されるのでしょうか。

はっきり言ってしまうと、〇〇日と言い切ることはできません。
それは、改善したとする実感も目標も、人それぞれ異なるからです。

ただ、先程も言ったように頭皮は肌の仲間なので、ターンオーバーが整うのにかかる期間が目安になります。

健康な肌(頭皮)なら・・・28日
年齢が上がり、新陳代謝が落ちた肌(頭皮)なら・・・50日

しかしこれはあくまでも目安なので、これ以下の人もいれば以上の人もいることをお忘れなく。

また、頭皮の環境が整ったからと、頭皮に気を使った生活をやめてしまうのはもったいないです!
スキンケアを毎日するように、頭皮ケアも毎日コツコツすることがおすすめです。
すると、将来の薄毛や抜け毛にだって悩まないでいられるでしょう♪

頭皮のかゆみ対策で必要だったのは、頭皮環境そのもののケア

頭皮のかゆみを引き起こす原因は、頭皮の乾燥・皮脂汚れ・ストレスと3つありました。
どれも、頭皮環境そのものを悪化させる原因であり、結果として「かゆみ」を引き起こしていましたね。

つまりは、頭皮環境を改善することが大事だと言うことです。

頭皮環境を整えるためには以下の5つの方法がありました。

  • 正しい洗髪方法(シャンプーからドライヤーまで)を身につける
  • 低刺激で頭皮に優しいシャンプーを利用する
  • 頭皮の保湿液やオイルを利用する
  • 頭皮をいたわる生活習慣を心がける
  • 頭皮マッサージを行う

急にすべてを取り入れていくのは難しいと思うので、ちょこっとずつ取り入れやすいものから行っていきましょう!
また、頭皮環境が改善されたからといってやめてしまうのではなく、将来の薄毛や抜け毛に悩まないためにも継続しておこなっていくといいですね(*^^*)

しかし、これらの方法を試してみたけど、少しも改善が見られない、逆に悪化したとしたら迷わず皮膚科へ行きましょう。